 ガルモント リベロ イタリアの靴ブランド、ガルモントのトレッキングシューズ。定価42000円のものを年式落ちの四割引で購入。 主にヨーロッパ三ヶ月の旅に二度、合計六ヶ月使用。 前面は縫い目のない2.5mm厚ヌバックの袋状ベロア。ゴアテックスブーティ採用で、高い防水性。 ローラーベアリング仕様のシューレーシング。ADDシステム*1採用。片足標準重量約910g。 初めて履いたときの印象は、とにかくものすごくソールが硬かった。通常、トレッキングシューズといえども 前足底の部分で屈曲するものだが、それがほとんど曲がらなかった。もっとも、使用しているうちに適度に 柔らかくなったが、それでも通常のトレッキングシューズよりもかなり硬い。アスファルトを歩くとカツカツする感じ。 だがガルモントのソールでは中程度の硬さらしい。ヒールも高く、慣れないうちは岩場などで不安定に感じてしまうが、 慣れた後にはとても頼もしい靴に変わった。 ガルモントの思想により、通常のトレッキングシューズよりも指側の幅にゆとりがあり、履き始めのころは少々の 違和感があったが、これも慣れてしまえばかえって履き心地がよい。靴を履いていても足指の運動は重要である。 六ヶ月の登山を含むバックパッキングの旅に使ったが、不具合は全く出なかった。爪先部のラバーランドが わずかに剥離しただけで、縫い糸のほつれや擦り切れさえ起こらず、靴紐は切れる気配さえなかった。 これは今まで履いてきたトレッキングシューズでは考えられない耐久性だ。もちろん、値段も二倍ほど高いのだが、 別次元の性能を感じさせる靴である。逆に言えば、靴は二万円程度のものでは「安物」なのだろう。 ゴアテックスは初期性能は優秀だが、耐久性に劣る素材なので僕はあまり好きではないが、旅の最中でも 手入れをして使っていたため、防水性はずっと保たれている。水の中を歩いたり、朝露の草の道を歩いても全く 内部が濡れてこない。これは革の靴だからできることで、ナイロンのトレッキングシューズでは望めないだろう。 つまり、ゴアテックスだけに頼らない防水ができるということだ。 特徴ある前後分離型のソールは格好良いが、岩場などで不注意に中間部のプラスチック部分で尖った岩に 乗ってしまうと、滑って怖い。そういうクレームがあったのか、次期モデルからは小さなソールが中間部の左右に ついた、四分割ソールに変わった(モデル名も『リベンジ』に変更)。が、現在この系統のモデルはラインナップにない。 また、トレッキングシューズとしては当然だが、靴底の張替えが可能。 最初のヨーロッパの旅から帰った後に張り替えたが、靴底を張り替えてまで使い続けようと思った靴はこれが初めてだ。 ただし二度目の旅から帰った現在では、そろそろ買い換えようと思っている。 ちなみに、丸紐は平紐よりも耐久性があるが、ほどけやすい。一度固結びをしたあとに、二重の蝶結びをすればよい。 また、靴紐のフックへの掛け方は、下から上でなく、上から下に掛けてクロスさせるようにしたほうがしっかりと 縛り上げられるし緩みにくいので推奨する。 *1 解剖学の視点から、履きやすさと歩きやすさを追求したフットウエアデザイン。爪先ゆとり設計、屈曲シューレースポジション、 非対称くるぶしサポートパッド、ベロ部分の立体変形パッドといった工夫がなされている。
靴の選び方 結論。 1.大原則。足の形は個人差があるので、必ず実際に履いて、自分の足に合ったものを買うこと。 2.耐久性、防水性を望むなら、革製のもの。 3.靴に掛ける金をケチらない。四万円前後出すと、良いものが買える。長期的視野で見れば得である。 4.たとえオートバイの旅でも、ライディングブーツのみで行かないこと。多くのライダーが、あまりにも 靴に対して無頓着で、北海道など歩いて楽しむ場所で後悔しているのをよく見かけた。 『SASURAIらいふ』旅の道具
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