MAG‐LITE社 ミニマグライト AA

     全長145mm。質量60g。単三アルカリ電池2本使用。連続点灯4時間以上。ビーム調節機能。

     言わずと知れた懐中電灯の超有名メーカー、マグライト社の製品。従来のペン型ライトの常識を覆した明るさは、
    購入当時かなり感動的だった。アルミ合金削りだしのボディは信頼性が高く、長年旅で使用していても破損は皆無。

     各所にゴム製Oリングが使用されているので、防水能力が高い。一度手に持ったまま海で泳いだことがあったが、
    浸水はなく、以後も全く正常に使用できた。ただしそのような使い方はメーカーからも保証されていない。

     唯一の欠点は、電球の寿命が短いこと。使用しようとするといきなり切れて、黒くなっていることが珍しくない。
    よって予備球は必ず持っていなければならない。本体に一個、予備球を収納するスペースがある。

     電球を装着するとき、少しでも中心軸がずれていると、照射部分にブラックスポットと呼ばれる影ができる。
    完全に取り付けても影はなくならないが、気になるほどではない。

     ヘッドキャップを外すと、電球がむき出しの状態で点灯し、ランタンのように使うことができるのは便利。だが電池寿命を
    考えると、ずっと点灯させているのは不経済なので、滅多にそんな使い方はしなかった。     


    

   ジェントスリゲル トーチ  品番GTR−031T

     サイズ28×103mm。質量85.5g。0.5W相当チップタイプ白色LED。26.6ルーメン。
     単三アルカリ電池1本使用。実用点灯約8時間。テールプッシュスイッチ。防滴仕様。販売価格1500円ほど。

     長年使っていたマグライトに変わって、旅に採用したライト。LEDライトは基本的に球切れをする心配がなく、
    電池の持ちも良いので、使っていて不安がない。この製品は単三電池一本で使用できるのが最大の長所。
    あと、値段のわりにしっかりとした品質で、高級感があるのもいい。ビーム調節機能はないが、適度の拡散角度。

     小型のLEDライトには、単四電池を三本使用するタイプが多いが、それでは意味がない。径が太くなるし、なにより
    単四電池は単三電池と同じ値段ながらも、圧倒的に寿命が短い。つまり経済的な面で考えても、小型のライトは
    単三電池仕様でなければならない。リチウム電池を使用するものは明るいが、やはり電池販売価格の高さが欠点となる。

     明るさはサイズと単三電池一本ということを考えれば、充分にある。少なくとも昔の懐中電灯など足元にも及ばない。
    0.5W相当ということだが、他社1Wのものと比べても違いは分からないほどだろう。W数は明るさをそのまま示すものではない。
    26.6ルーメンは
近頃ある100ルーメンを超える製品と比べるとデータ的に見劣りするが、僕の選ぶ基準は極端な明るさよりも
    電池寿命と使用電池だ。これは8時間の使用時間(連続点灯でなければさらに長時間可能)があるので、かなり経済的。
    ちなみに単三電池を二本使用する032Tは、実用点灯20時間。

     旅は人によってそれぞれ違うとは思うが、通常それほどの明るさのライトが必要になることはない。旅の夜、ライトを持って歩く人は
    あまりいないだろうし、洞窟探検など特殊な行動をするならば、全く選定基準が違ってくる。
    僕が主にライトを
必要とするのは夜暗くなってしまってから、調理をするときだ。徒歩旅のときはランタン代わりにして、テント内での
    夕食時やその後の明かりとしている。ゆえに燃費がよく小型のこのライトは、とても気に入っている。もう少し軽量ならば言うことはない。     


     

   ジェントスリゲル ヘッドライト  品番GTR−731H

     本体サイズ63×50×51mm。本体質量91g。0.5W相当チップタイプ白色LED。26.6ルーメン。
     単三アルカリ電池1本使用。実用点灯約10時間。点滅30時間。防滴仕様。販売価格1500円ほど。

     テントサイトでヘッドランプを頭につけている状態がカッコ悪くて、僕はずっとこの手の製品を買ったことがなかったが、
    あれば確かに便利なものである。それでも頭につけることは滅多になく、テントの天井から吊るしたり、三脚に置いて使っている。
    テント内の照明としてランタン代わりに使うときは、天井に光を当てて間接照明で使っている。それで心地よい薄明るさとなり、
    夕食をテント内で食べるときも充分な照度がある。足りないと感じたときは、上のトーチとダブルで間接照明にしている。

     この製品も単三電池一本で使用できるのがいい。データ的には上で紹介したトーチと同じ明るさだが、レンズ径が若干大きいので、
    その分こちらのほうが明るく感じる。これもビーム調節機能はないが、適度の拡散角度がある。     


    

   ELPA LEDランタン  DOP−021

    高輝度白色LED×4灯(1.3W相当)。単三乾電池3本使用。アルカリ乾電池使用時点灯40時間。
    本体サイズ134×87mm。本体質量180g。防滴仕様。販売価格2000円ほど。

    ランタンは旅に持っていったり持っていかなかったりしている。一人旅のときはそれほど必要を感じないから、日本一周では
   ずっとロウソクを使っていた。ロウソクは意外に明るいし、炎を見ているのはリラックス効果もある。でもテント内で使うのは気を使うし、
   外では風で炎が揺れて使えないので、問題もあった。

    二人旅や北海道旅のときは、初めガスランタンを使用したが、時にロウソクよりも暗くて、すぐに嫌になってしまった。
   次にガソリンランタンを買ったが、基本的にホワイトガソリンしか使えないものを無理矢理レギュラーガソリンで使っていたため、
   長持ちしなかった。そもそもオフロードを激しく走るとマントルがすぐに壊れるので、ガスにしろガソリンにしろ面倒なものであった。

    近年出てきたLEDランタンは電池の消費が少なく、熱も出ないので安全だから、僕は喜んで取り入れた。
   ところが下の写真のような間接的に光を拡散させるタイプのものは、とても暗くて実用性が全くなかったので、すぐに使うのをやめた。

    このELPAの製品は、LEDライトを上下に2灯配置し(データで4灯としてあるので、それぞれ2灯ずつだろうか? あるいは間違い?)、
   それを拡散性の円柱でつないで、円柱自体が発光するようになっているため、間接的に拡散させるものに比べてかなり明るい。
   とは言え、これ一つで炊事をするには暗すぎる。野菜を切る程度ならばよいが、火に掛けた鍋の中を確認しながら調理するには、
   懐中電灯での直接照射が必要だ。よって僕はテントフライの天井にヘッドランプを吊り下げて、二つの照明で調理し、食事中も
   二つの明かりを使っている。一方、夜のテントで酒を飲みながら外の景色を眺める、みたいな時にはこのランタンは明るすぎるので、
   光度調節機能があればいいと感じてしまう。

    現在売っている小型LEDランタンでは、使い物になる希少な製品の一つだと言っていいが、やはり欠点もある。
   電池残量を表すインジケーターがついているが、これは全く不必要だ。光度が落ちてきたことは使っていれば分かることだし、
   なにより消した後でも電池を抜かない限り、ずっと点滅しているのが鬱陶しい。暗いテントの中では、小さなインジケーターランプが
   光っているだけでも気になるものだし、余分な電池を消費しているようでもったいない。値段だってこの分だけ間違いなく上がっている。

    あと、どこの製品でもたいていそうだが、なぜ昔ながらのランタンの形をしていなければならないのか。こんな形にしなければ、
   もっとコンパクトに体積も重量も減らして、素晴らしい製品が出来上がっただろう。やはり開発者本人にしっかりした旅の経験がないと、
   本当に実用的な製品は作れないものである。

    まあ、歩きの旅に持っていくことはないにしろ、重量や体積をあまり気にする必要のないバイクの旅には持っていこうと思っている。
   欠点はあっても従来のランタンに比べれば、格段に素晴らしい性能があることは間違いない。     

      

    こういう一般LED球を使って間接的に光を拡散させるタイプのランタンは暗くて使い物にならない。


    ライト・ランタンの選び方 総論。 

   1.小型のライト・ランタンでは、単三乾電池使用のものが一番経済的。
   2.極端に明るいものは必要ない
   3.LED製品はこれからどんどん良いものが出てくるので、現在のものがベストではない。
   

                         

 

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